2016-09-19 78 大通り 脚本3・9 良介と俊夫、路地のところまで駆けてくる。三十メートルほど遅れて追ってくる組長。ヒューと爆弾の落ちる音。 組長「いかん、今日は本物や。おまえら早う壕へ……」 そこでドカンと焼夷弾が落ちた音。火柱が上がる。続いてドカン。組長、行手を火と煙に阻まれ、引き返す。取り残された良介と俊夫、煙に巻かれる。家々が勢いよく燃えはじめる。